リズム・インサイド
リトミック、それは音楽による身体と心と精神の融合を促す
癒しのエクササイズ (エクササイズCD付)

ジュリア・ブラック&ステファン・ムーア=著
神原雅之、ハンター水野佳代子、善本桂子、灘尾典芳=訳


ふくろう出版 (ISBN:4-434-02375-6)
A5版/136頁、本体3,360円(税込)


 本書は、ダルクローズが創案したリトミックについて、心理的な知見を取り込み、実証的な手法を通して明らかにしようとしたものです。現代社会において、私たちが「音楽することの真の意味は?」「音楽と動きを融合することの意味は?」など、素朴な疑問に著者らがやさしく答えてくれています。
 特に、リトミックを実践した方々へのインタビュー内容の分析、そして添付CDにあるエクササイズは、素晴らしい内容であり、私たちに大きな刺激を与えてくれています。
 音楽教育者の皆様はじめ、音楽療法に関心のある皆様、幼児・児童の教育に関心のある皆様、音楽を深く愛する皆様など、幅広い分野の皆様にお読み頂きたい一冊です。 (編訳者代表:神原)


推 薦

 この著作は、リトミックが幅広い分野の人々に適用されるように、素晴らしい紹介をしています。特に、リトミックを体験した多くの人々の「証言」と「CD付きのエクササイズ」に興味深いものがあります。

バーバラ・ルーア博士(米国音楽療法協会会長)

 学生、教師、そして音楽に深く関わりたいと願っている人々は、ジュリアとスティーブに感謝しなければなりません。このエクササイズは実に素晴らしい!
ラインハルト・リング教授(国際リトミック指導者協会会長,ジュネーブ)

 ジュリアのこの仕事は、私の想像性を拡げ、自己認識を増大する助けとなりました。女史は、音楽の真の姿を体験するための扉を開けてくれています。
マーギー・ポス教授(バークレー音楽大学主任教授,ジャズリズム指導)