地球が舞台

2006年4月
フィリピン ゴミの山の学校
「パアララン・パンタオ」(思いやりの学校)ニュース

☆2005年度のパアララン・パンタオ

6月、新学期が始まりました。

<パヤタス校>

 92名の生徒が登録しました。午前(4歳〜7歳)と午後(8歳以上)のクラスを開きました。ジェーン先生、レイナルド先生、ヨリー先生、ジュリアン先生(給食係)が担当しました。


<エラプ校>

 210名の生徒が登録しました。午前(4〜5歳)、午後(6歳以上)のクラスを開きました。ジン先生、クリスティーナ先生、テス先生、エルサ先生、ベイビー先生(10月から)、テリー先生(給食係)が担当しました。





演劇発表会 2005/10/23

給食も毎日ありました。
<パヤタス&エラプ校>

 (Mission Youth Group from Singapore ACTS 29)の支援。

10月 演劇発表会(23日)

 教育NGOが主宰するダンスと演劇の発表会がケソン市内で行なわれました。パアララン・パンタオの毎週土曜のアートクラスの生徒たちも参加し、半年間の練習の成果を発表しました。

12月 遠足&クリスマス・パーティ(17日)
<パヤタス&エラプ校>

 パヤタス校エラプ校の両校の生徒が参加。ダム湖のほとりの自然公園(La Mesa Eco Park)で、クリスマス・パーティを開きました。先生や親たち、NGOやボランティアの友人たちも交えて、ゲームやダンス、劇の披露などで楽しく過ごしました。お昼ごはんとプレゼントもありました。

2006年3月 終了式&懇親会
(31日・エラプ校で)

 エラプ校で1年間の終了式を行いました。終了式のあとパーティを開きました。

4月5月 夏休み。

 夏休みですが、1か月ほど夏期クラスを開く予定です。先生たちのトレーニング(国内の教育NGOによる)もあります。

6月から新学期が始まります。


エラプ校での終了式 2006/3/31 (Photo by Kayo Sawaguchi)


パヤタス校 (Photo by Naoko Okimoto)

☆奨学生ニュース

 2005年度、パアララン・パンタオはカレッジ8名(内2名は個人のスポンサー、1名はスイスのグループの支援)、ハイスクール1名(スイスのグループの支援)、小学生5人の学費交通費を支援しました。

☆みなさまへ

 パアララン・パンタオの支援をはじめて10年が過ぎました。みなさまの長年にわたるご支援に深く感謝申し上げます。この10年間、パアララン・パンタオは、毎年200名前後の子どもたちに幼児教育、小学校レベルの教育を行い、さらに進学する生徒への奨学金の支給、給食も実現してきました。2003年にはエラプ分校も開校することができました。
 さて、この数年、マニラ市内の他のスラムからの(強制)移住によってエラプシティ(再定住地)の人口が増えつづけています。パアララン・パンタオでも昨年度のエラプ校の生徒数は200名を超えました。希望者はさらに多くいます。昨年は、パヤタス校とあわせて300名の生徒を受け入れたのですが、資金がまったく足りず、レティ先生(校長)が個人的な借金をして教師の給料を支払うなど、非常に厳しく苦しい学校運営となりました。
 6月から新学期がはじまりますが、当面必要な予算もまだ準備できていません。新年度はおそらく生徒の受け入れを制限することになると思いますが、1人でも多くの生徒を受け入れることができるように、また、奨学生についても責任をもって応援をしていきたいと思います。いっそうのご支援をたまわりたく、どうかよろしくお願い申し上げます。


教室で (Photo by Chie Ohno)


ゴミの仕分けをする少年 (Photo by Naoko Okimoto)


遠足&クリスマス・パーティ  バスに乗っていきました。 (Photo by Naoko Okimoto)

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