メンバーの言いたい放題 11



 Peter河内の遠距離バンド、ひとり練習の方法
 
 「PP&Mは4人揃っていなくちゃあダメ! あのそれぞれのパートが交叉しながら歌う、それぞれが決して脇役でないPP&M独特のコーラスはひとり欠けると実現不可能なんです。」
 


 まさにその通り! 
PP&M独特のコーラスはメンバー全員が集まって、お互いを意識しつつ、バランスを保ちながら、皆んなで作り上げていくものです。

 いかにして一体感を得るか! それには生きた練習をするしかない! とはいえ、遠距離バンド、いつも4人が揃うとは限りません。現実は厳しい。でも、練習しないわけにはいかないから、ひとり練習に頼らざるを得ない。

 どうしたらいいんでしょう! そこで、私が今までやってきたことを並べてみました。 参考にしていただければ幸いです。

 1.オリジナル録音を聴きながら、歌詞を見つつ、ただ、ひたすら
  一緒に自分のパートを歌ってみる。

 2.1音1音追って、パート別に採譜(耳コピー)。作成した楽譜
  を見ながら、自分のパートを練習。そして、オリジナル録音に合
  わせて歌ってみる。

 3.カラオケを自作して練習
   1)他のパートを自分で歌って、多重録音にて作成。
   2)メンバーの協力を得て、マイナスワン録音(1パート抜き)
    にて作成。
   3)レコード、CDから作成

  幸いにも、1960年代のPP&Mの場合、3人が左中右(通常、マリーが真中)に分かれて録音していますので、ポールとピーターの場合、片チャンネルだけにすれば、カラオケが出来上がります。

 私の場合、ポール側のチャンネル(ポールとマリーの声のみ聞こえる)を取り出してモノラル録音、車の中で、通勤時、ピーターのパートを練習しています。ただし、前の車のドライバーには、「後ろの車のオッサン、口をパクパクやってるけど、アホとちゃうか?」と思われているかもしれません。でも、人様に迷惑をかけているわけでもないし、問題なし!

 真中にいるマリー用のカラオケは難しいですね。その昔、「歌手の声があなたの声に変わる」というキャッチフレーズのヴォイスキャンセル機能のついたカラオケマシンがありましたが......。 

 現在は
PCにて、ステレオのセンターに定位する音を減衰させるソフトウェアーを使って、wav.ファイルで保存した対象曲を処理すれば、かなりの効果が得られるようになりました。ただし、オリジナル録音において、左右に全く同じ信号が入っていればの話ですが...。したがって、元の録音状態により、センターに定位するマリーの声がほとんど消えたり、ほとんど残ったり、まちまちです。

PP&M初期の録音については効果大ですよ。

 あら不思議! マリーがいなくなっちゃった!

 


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