メンバーの言いたい放題 20



 Maryはるみの 愛犬日記3
今度は、ジャズ(ラブラドールレトリバー)の話にしましょう。
ジャズの得意なボール遊び!
 ジャズは、おっとりがたなの葉月と違って俊敏でボール遊びが得意です。特に動体視力が優れていて、ボールの動きを一心に見つめて必ずキャッチします。
 普通のボール投げをキャッチするのはもちろん、ジャズの頭の真上から放した垂直に落ちてくるボールをすばやくパクッとくわえることが出来ます。近距離からの速球も俊敏にくわえます。そのときのジャズのボールを見る目は、これ以上真剣なまなざしは出来ないというほどの集中力を持って見ていますよ。
 そのうち、お母さんは思い立って、ジャズに、ボール遊びを発展させたゲームを教えてみました。それは、「放せ」と「待て」と「よーいドン」という言葉を理解していなければできないゲームです。「放せ」と「待て」は、以前からの習慣でしっかり理解できていますが、「よーいドン」は、果たして理解できるかなあと少し考えていましたが、なせば成る何事も。
 「放せ」でジャズがボールを口から落とすと、「待て」と呼びかけて、ボールをジャズとお母さんの間にセッティングしました。ジャズは、なにをして遊ぶのかすぐに理解して、お母さんから何らかの合図があるのを今か今かと待っています。ボールの取り合いっこするゲームだということが分かったようでした。

合図を待つジャズ
 「よーいドン」といって、お母さんがボールに手を伸ばして、ジャズより先にボールを取りました。何度か繰り返しているうちに、ジャズは考えました。お母さんの手より、ジャズの口をボールの近くに持っていっておけば有利だとね。なかなかのものでしょう。今度は、ジャズが勝ちました。お母さんが「よーいドン」と号令をかけるのですから、断然お母さんのほうが有利であることは、ジャズには理解できていません。ですから、時々は、お母さんはわざと負けてあげます。

 そうしたゲームを何度かやっているうちに、ジャズもお母さんに気を遣ってくれていることが分かりました。お母さんの手が先にボールに届きそうなときは、ジャズは、お母さんの手を傷付けてはいけないと、お母さんの手の上からやさしく口を添えるようにして、無理にボールをつかむことはしませんでした。お互いに思いやる心があってこそ、信頼関係も生まれてくるのですね。


お風呂上りにくつろぐ葉月とジャズ
この子達も信頼し合っています


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