メンバーの言いたい放題 25



 Maryはるみの 愛犬日記5
 葉月(ゴールデンレトリバー)の自転車

 葉月がお母さんに連れられて東京の犬好きのおじさんとお散歩したときのことをお話します。そのとき、まだ2歳の葉月は、生まれて初めて自転車と一緒に走るお散歩を経験しました。一緒にお散歩するだけで有頂天になる程、葉月の大好きなおじさんです。自転車の横を一緒に走りながらも、大好きでたまらないおじさんの顔をいつも見たくて見たくて、時々物にぶつかりそうになりながらも、小走りのとっても楽しいお散歩でした。そのおじさんの言う事なら、葉月は何でもきいちゃいます。あまりの嬉しさに、時々おじさんの座っているひざの上によじ登ってしまいます。34キロの葉月が乗っては、さぞかし重いでしょうに!スミマセン。
 田舎道でのお散歩に自転車をすすめられて、お母さんは東京から帰った葉月とお散歩するために、3日後に自転車を買ってきました。車の荷台から降ろした自転車を見た瞬間に、楽しかったおじさんとのお散歩を思い出したようです。よほど嬉しかったのでしょう、いきなりお父さんとお母さんに抱きついてきて、「ありがとう、ありがとう」と言って何度も交互にお礼を言いました。葉月が、私たちに飛びついてこんなに喜んだのは、初めてでした。「犬」の葉月が、自転車とおじさんとお散歩を結びつけて、自分のための自転車だと判断し、あんなに喜びを表現するなんて、これも人間のような表現力を持った葉月に対する驚きのひとつでした。
 さっそく、自転車でのお散歩が始まりました。葉月の足取りも軽く、うまく自転車と一緒に走ってくれます。お母さんも、とっても楽にお散歩させることができるので助かりました。それ以来、葉月は、自転車が登場すると、そわそわしてお散歩に出かけるまでの間、ずーっと自転車に寄り添って満足そうに待機するようになりました。時々、自転車で庭の中を走り回ると、嬉しそうに笑いながら、まとわりついて来ます。きっと、できるなら自分で自転車に乗りたいほどおもしろく思っているようです。外では、リードを持って一緒に走ったり、リードなしでも一緒に走ってくれるのでラクラクでしたが、もうお母さんもあまり若くはないし、万一転んだり、葉月に怪我をさせてはいけないので、残念ながら今はやめています。それに自転車では、葉月(ゴールデン)とジャズ(ラブラドール)と同時に連れて行くのは、ちょっと怖いですし、第一、自転車でのお散歩は、お母さんの運動になりませんからね。今は、自転車もお蔵入りです。久しぶりに、明日、庭で乗って葉月を喜ばせてみようかなあ。


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