メンバーの言いたい放題 29

Peter河内のBITライブ後記

30年前、二人はブルーグラッサー


 “Foggy Mountain Breakdown” ご存知ですか? そうです。映画「俺たちに明日はない」の挿入曲で、ボニーとクライドが銀行ギャングの後、逃げる時のバックに使われていましたね。今でもブルーグラスバンジョー、不朽の名作です。

今回のBITライブ、“Betty & Dupree”を演るにあたり、スト−リーが似ているということで、この曲を余興に選びました。すなわち、この1曲だけのために、ポール河谷は台風の吹き荒れる中、重いバンジョーを運んできたのでした。

そして、ライブ当日のリハーサルの時、二人は30年ぶりにバンジョーに触ったのでした。条件は同じ。さあ、どっちが本番で弾く!? さっそくお手並み拝見。結果の方は??? バンジョーの持参者、ポール河谷より、ちょっとだけ指のモツレが少なかったというだけの理由で、本番はピーター河内に決定 なんと安易な決め方。でも本番では思いっきりモツレてしまいました(笑)。しかしながら、ポール河谷のブルーグラスギター、Gラン、メロディ早弾きはブランクを感じさせない凄さ、お互い昔取った杵柄、緊張はしたものの、会場からはヤンヤの喝采、楽しい演奏をすることができました。

 実は何を隠そう二人はブルーグラッサ−だったのです。昔の写真が残っています。1977年九州ブルーグラスフェスでの河谷(ギター)、1977年広島のライブハウスでの河内(バンジョー)。大学卒業後も別々のところで音楽を、そして偶然にもブルーグラスを演っていたのです。PP&Mは忘れて(笑)。


1977 九州ブルーグラスフェスにて

1977 広島のライブハウスにて

   
PP&M カバーバンド
 コピーバンド
ハート・ストリーム