日立 シルビア FY-940 (昭和36年)
日立のテレビFY-940を入手しました 電源は入るが無反応で動作しないと言うことでした 写真では今ひとつ雰囲気が伝わりませんが シルビアという名前と言う事もあり なかなかのスマートなスタイルのテレビです 最近は異常な程にテレビの値段が上がり驚いているのですが そんな中、安価に入手出来ました 昭和の時代は日本人にとっても特別な時代で 今後も昭和の時代を色濃く残した品々は見直されて行くとは思います |
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トランスレスです このテレビはキャビネットの高さが低いのがデザイン上の特徴ですが 奥行きはこの時代の物と変わりません このアンバランスな点が今となっては良いアクセントになっています 古いテレビには良くあることですが ブラウン管のソケット部分がぐらついていますこのままコネクタを引っ張るとあっけなくお終いです まず接着剤で固定してからコネクタを外します。 |
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| 部品に欠品は無いようですが 私の手持ちの真空管ストックの中には無い真空管が何本かあります ちょっと心配です | |
綺麗に(笑)ホコリが積もっています 刷毛を使ってホコリを取り除きます ブロアで吹き飛ばせば簡単なのですが私は持っていません ホームセンターなどに売っている缶入りの物では役不足です 水洗いも考えましたが今回はやめました しかし前の持ち主がこの状態で電源を投入して チェックしたと言うことですが......。 |
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| パンクしたコンデンサは見つかりませんが 交換は必至です試しに電解コンデンサ、オイルコンデンサを外してチェックしました やはり状態は悪くオイルコンデンサは全滅の状態です 電解コンデンサはまだまだ大丈夫な物もあるようですが やはり今後のことも考えて交換する事にします |
1X-2Bが白くなっていました このテレビが一線を退いた原因はこれが原因かと思います。(この球がこのような状態ではラスタは絶対に出ません) トランスレスのセットで 電源は入りますのでその他の真空管のヒーターは断線していないようです このテレビはヒーターのチェックポイントがあるので チェックは楽です |
今回は結構丁寧に行ったつもりです このセットは中途半端にプリント基板が使われています マイカ、セラミックを除き大半のコンデンサを交換しました ブロックコンデンサはパンクはしていませんでしたが やはり今後のことも考え交換しました。 |
大量のコンデンサです まとめ買いしたコンデンサもそろそろ底をつきそうで 心配です どこかで安い物を探さなければなりません コンデンサの他に抵抗を1本とダイオード2本も交換しました |
これで ラスタは出るだろうと思い キャビネットに納めテストしましたが ラスタが出ません!! かなりの脱力感に襲われました 1X-2Bのプレートキャップにドライバを近づけると勢いよくスパークしますので高圧は出ている様です 試しにアーノードキャップを外し シャーシに近づけると本来であれば飛ぶ火花が飛びません 原因は1X-2Bの不良でした 交換した球がダメだった これが原因です 結構沢山の真空管のストックはあるのですが新品ではなく 抜き球のジャンク品が殆どですから 新品に交換していれば問題なかったと言うことになります |
| かなりのキズでキャビネットが白っぽくなっていましたのでキズ隠しを兼ね これには賛否両論あると思いますが うっすらとウオルナットのジェルニスを塗りました 厚塗りはしませんので白いキズが見えにくくなる程度です また光沢がある程度出て綺麗にみえますが 時代経過の雰囲気は無くなりません もちろんキズもそのまま残っています ジェルニスの良い点は非常に薄くニスが塗れると言う事と 布にニスをつけて伸ばすと言う簡単なところがとても気に入っています | |
フロントパネルは入手時 ほこりを被り汚かったのですが 水洗いしただけで 綺麗になりました 清掃作業もテレビ修理の楽しみの一つです |
完成です 自分では納得のいくレベルになりました この時代の足付きテレビには室内アンテナが似合います チューナ球の他 真空管を新品に交換すれば更に信頼度は上がると思います 細く長い足のスマートなテレビです |
| その後問題なく 私の部屋のテレビとして使っていましたが 突然画面の幅が狭くなってしまいました コンデンサは殆ど交換していますから 真空管が原因です またもや 原因は1X2Bでした 交換したのが抜き球のジャンク品でしたから この様な事も多々起こるでしょう新品に交換と思いましたが またもや抜き球のジャンク品ストックから探して交換しました 問題は解決しました |