今回は我が家の夏イベント「第17回 太田川イカダくだりカワニバルのお話です。

このイベントもいつの間にか今年で17回目となり、我が家もいつの間にか常連ファミリーとなってしまい?ここ数年は審査委員長をさせてもらっています。
審査委員長というとなかなか大変のようですが、役得もあり?いわゆるワイロというか貢物というものがイカダ史上公然と飛び交っており(笑)公平に審査をしたい私としましては何かと気苦労が多いのです… (審査はマジメにやってますよ)

当初の予定では7月31日・前夜祭、8月1日・カワニバル開催日となっていましたが、台風の接近で急遽延期となり8月28日・前夜祭、29日・カワニバルとなってしまいました。
しかし今年は台風の当たり年なのか?またまた台風接近!予想では週末が危ない…
これはもしかしたら中止か?と心配をしておりましたが、なんと台風が沖縄あたりで停滞しており奇跡的に開催できたのです。
さて前夜祭ですが、これは出場チームによるパフォーマンス大会です。
もちろんこのステージも審査対象ですが、今回は延期に伴い出場チームも少し減ってしまったせいか少々寂しいステージになってしまいました。

私が審査委員長なのだ


しかし初参加チームは気合が入っており、明日への意気込みも力強いものを感じました。

K氏自前の鉄板だ〜


もちろん前夜祭はステージだけでなく、名物「イカダ焼きそば」もK料理長が腕を振るって参加者に振舞ったのです。

その後はそれぞれのチームごとの河原宴会が遅くまで繰りひろげられたそうです。
もちろん我が家も…


さて当日も奇跡的に天気に恵まれ、早朝から続々と参加者が集まり、開会式が始まるころには汗だくになるほど。 いつものように参加者全員で会場となった河川敷のゴミ拾いをしたのですが、捨てられたゴミの多いこと… 一番は花火の残骸。(ひどいもんです)

さて気を取り直して、いよいよイカダくだりの始まり、始まり〜
ゴールは8キロ下流の広島市内、空鞘橋です。(ファミリープールの所)
今年は台風などで直前に雨がよく降ったせいか、水量はたっぷりで申し分のない状況で、どの艇も順調にスタートを切ることができました。

その後、私たちカヌー部隊もスタートです。今回は長女が仕事でパス、我が家はカナディアン・カヌーに妻と次女と私の3人で乗り込みました。(狭い!)
このカワニバルはスピードを競うレースでなくノンビリと流れていくのですが、出発してすぐに2ヶ所瀬があり、水量も増えているおかげでけっこうスリリングな状況になっています。
2番目の曲がりこんだ瀬でイカダがすでに沈(沈没のこと)しており、派手な飾りがドンブラコと流れてる…笑ってはいけないけどオジサン3人組の哀れな格好を見てみなさん大爆笑!
(彼らは常連チームで元自衛隊OBの3名だから少々のことでは死なないのだ)

みごとな沈でした!


もちろん沈も審査対象。いきなり笑わせてくれたので何か賞をあげなきゃ!

瀬を過ぎるとしばらくはトロ場が続くので近くのイカダから何気な〜く?審査開始。
でも皆さんもよく分かっており、「おっと〜審査委員長さんこれどうぞ〜」なんてとりあえずビールの差し入れ…(笑) それぞれのイカダ上では焼肉あり、焼きそばあり、おでんあり?の屋台イカダになっており、小回りのできるカヌーは宅配バイクならぬ宅配カヌーになってあちこちのイカダ間をスイスイと忙しく?漕ぎ回ってるのでした。
チームごとにチェックしていくのですが、なぜか一艇いない…??
流れはあるといってもそんなに早く行くはずはないし…見落としたかな〜と思いながらずっと先のほうを見ると何か見える… イカダかな?双眼鏡でもあれば確認できるけどあいにく近視なもんで(笑)

このタコ欲しかった


でもあれしか考えられないので、我が艇も酔った体に鞭をいれゴンゴン漕いで行くと、やはりイカダだ!
追いついてみると、みなさん騒ぎもせずにマジメに黙々と漕いでる。(早いはずだ)
後方より1キロくらい前に出てるので「ゆっくり下ってみんなで美味しい物を食べたほうがイイよ〜」とアドバイスし、ここらでしばらく待つとのこと。

とりあえず全艇のチェックを済ませたので、一安心。このまま我がカヌーは先行してゴールへ向かい大芝水門もゴゴーっとくぐり抜け目印のポプラの木へとまっしぐら。
(実は後の台風19号でこの木が倒れたのです)

ゴール地点には広島建設青年交流会のメンバーの方がイカダをピックアップする為にクレーン車で待機しており感謝感謝! (ボランティアなのです・合掌)
でもカヌーなので申し訳なくて自分たちでヒイヒイ言いながら上げました…(涙)

さてイカダがゴールしてくるまでに、閉会式テントでとりあえず審査の集計と賞品を分ける作業をするのですが、毎年凄い賞品の山で、毎回集めてくれる事務局長のTさんには頭が下がります。
それに今年は出場チームも少なくなった為、入賞チームには山のような賞品になり凄いことになってしまったのでした。 (もちろん私も裏で?貰ったけど…笑)

審査のほうも賞を決めるのに「あ〜でもない、こ〜でもない」と言ってるうちにボツボツとイカダがゴールしてきました。
豊富な水量のおかげで昼過ぎには全艇無事?にゴールできたのは何よりでした。

さてそろそろ閉会式と審査発表です。
皆さんも各賞の前に置かれてる賞品の山にビックリしており、生唾を飲み込んでいる人も…?
まずは審査委員特別賞からですが、やはり何と言ってもいきなり大笑いさせてくれた例のオジサン3人組に「イカダ・カワネバル賞」をあげたのは言うまでもありません。
沈してボロボロになりながら見事に復活してゴールしたのです。リタイヤだと思っていたのでまたビックリ!

審査発表するよ〜!


他には「ミズスマシ賞」は黙々と漕いで早かったチーム。「パフォーマンス賞」、「シミジミ賞」などその時の雰囲気?で賞を決めたのですが、一番栄えある賞は「太田川イカダくだりカワニバル賞」でこれは毎回巨大なイカダを作って出場するチームでなんと2回目の受賞となりましたYチームに決まりました。

講評は「焼きそばが旨かった!」
こんな感じで毎年太田川を流れながらみんなでワイワイやってます。常連チームも多く年に一回の再会を楽しみに参加する方も大勢います。
参加したい方は太田川イカダくだり事務局のHPもありますので、来年あたりは早めにチェックして下さいな。 待ってま〜す!