宮崎神楽団(広島市安佐北区白木町志路)

大正3年に宮崎神楽団の前進である日進神楽団として発足、途中改名もありましたが、

昭和34年に宮崎神楽団と改名、現在に至っています。

新舞が中心で高田舞いを伝承しております。

主な活動は、各地域の四季の祭りでの奉納や各種イベントへの出演等をしております。

まだまだ未熟ではございますが、神楽らしい神楽を目指し後継者の育成と伝承に邁進したいと

思っております。(神楽指導者・音響担当者の江畑郁夫様より)

 演目:鈴鹿山

第14代の帝、桓武天皇の勅命により鎮守府将軍坂上田村麻呂は、鈴鹿山に立てこもり悪行を働き、
万民を苦しめている大鬼人犬神丸の征伐に向かうことになる。
犬神丸は、手下夜叉丸に和田翁の娘あやめ姫をさらいに向かわせる。和田翁は夜叉丸に殺されるが、
あやめ姫は将軍に助けられ、夜叉丸は将軍に降伏する。
そして家来となって坂上田村麻呂を岩屋に案内して、激闘の末、犬神丸を征伐するという物語です。

演目:葛城山

大和の国は、葛城山に古くから住む土蜘蛛の精魂が、胡蝶という侍女に化して典薬の守の使いと偽り
源頼光に毒薬を飲ませ命を狙おうとしたが、正体を見破られ伝家の宝刀「膝丸」で一太刀あびせられ、
土蜘蛛の精魂は葛城山へ飛び去ります。源頼光はこの宝刀を「蜘蛛切丸」と改め、四天王に授け、
土蜘蛛を退治するように命じます。四天王は葛城山に向かい土蜘蛛の妖術に悩まされながらも激闘の末、
これを退治するという物語です。


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