募集!わが町の名水

 我が家ではポリ容器に入った名水がいつも飲める状態になっています。朝起きて、コッ
プ一杯の水を飲み干す時の「ああ美味しい!」という感覚はすばらしいものです。名水で
点てたコーヒーやお茶の味は確実にワンランクアップします。ここではシンゴパパが汲み
に行った名水を紹介しつつ、皆さんから情報も募集します。あなたの町の名水を教えて!

11 「景浦名水」   〜広島市安芸区阿戸町〜

  広島市の安芸区 
 阿戸町に「あーと 
 村」という所があ 
 る。元は村の入会 
 地、いわゆる里山 
 で市がそれを引き 
 継いだとのこと。 
 そこをベースに近 
 所の農家の方を先 
 生に、作物を作っ 
 たり、ログハウス 
 やツリーハウスを 
 製作したり、キャ 
 ンプしたりと面白 
 い活動をしっかり 


 やっているという評判があった。カフェテラス倶楽部のO 
 本店長もメンバーで、去年、ジャズの演奏会の時にカフェ 
 テラスを開店した。その相談の最中、例によって水は近く 
 の良い水を使うベきだと言うと「景浦名水」というのがあ 
 るというので、この水を使ったのだが、私は都合が悪く手 
 伝えなかった。あれやこれやで一度「あーと村」と名水に 
 行ってみたいと思っていたのだが、最近、「茶豆の会」に 
 入れてもらい、今日は草取りの日。肝心の草取りは早々に 
 切り上げて、皆さんは昼飯の準備。O本さんと私とH坂嬢 
 の3人で水汲みに出かけた。              
  広島市内からは熊野町を抜ける方が早いかもしれない。 
 阿戸町との境の川を渡ってすぐに、この看板が目に入る。 
 左に曲がってやっぱり4キロぐらい。くねくね道を行くと 
 注連縄が張られた景浦名水に到着する。この日は2組の方 
 が既に汲んでおられて、車をUターンさせてきて3番目に 
 並ぶ。雨が多かったせいか水量は豊富だ。どうやら沢水の 
 ようだ。飲んでみると少し重たくほんのり雑味がある。少し雑味があるのは沢水の特徴 
 のような気がする。分析表はなく、管理者も不明だ。例によって自己責任で飲みましょ 
 う。コーヒーで飲んでみると少し味が濃く出るようだ。でも、「あーと村」のコーヒー 
 はこの味で良いんじゃないかな。この緑一杯の中では濃いめのストレートが懐かしい。 



10 龍頭峡の「霊泉」   〜広島県山県郡筒賀村〜

  戸河内インターから10分。初めてでも迷わず 
 たどり着ける。案内もしっかりしていて水量も豊 
 富だ。前々から名前は知っていたが、場所を勘違 
 いしていた事もあって、やっと見つけたと言う印 
 象がする。龍頭ハウスと言う温泉を過ぎて龍の彫 
 刻の脇を抜けると、大きな木のオブジェがあって 
 その隣に在る。「霊泉汲み取り場」と書いてあり 
 ラドンを含むと書いてある。しかも80.8マッ 
 へとある。これは相当な含有量だと思う。    
 



  このホームページで紹介している他の名水の中にも 
 ラドンを含んだ水がある。扇屋さん、よみがえりの水 
 もラドンを含んでいる。含有量が多いものは冷鉱泉と 
 言われて、温泉の成分分析表と飲用の場合の注意事項 
 が書いてあり、しっかり掲示してある。これは掲示す 
 るように法律で決めてあるに違いないと思うのだが、 
 気になるんですよね。飲用の場合は医者と相談する事 
 が望ましい、飲む量は1回に付き200ml以内、特に 
 この水はフッ素を含んでいるので、16才以上は1日 
 に700ml以内と書いてある。飲み過ぎては本当にい 
 けないんでしょうか?味は本当にまろやかで、少し硬 
 めだけれど甘くて美味しい。でも気になる。どなたか 
 教えて下さい!                  



9 臥龍山の「雪霊水」   〜広島県山県郡芸北町〜

  前々から雪霊水の事はホームページ等で知って 
 いたが遠くて場所も定かでなかったので後回しに 
 なっていた。今日は近くに在る知人の別荘に遊び 
 にきたついでに、ここまで案内してもらったのだ。
 山頂まで歩いて15分ぐらいの所まで鋪装された 
 道が通っていて、駐車場があり、そこが水を汲む 
 場所だ。季節は初秋、10月初めの連休で、麓の 
 辺りはまだ紅葉には早いようだったが、ここまで 
 登ってくるとさすがに色づいている。水は二つの 
 カランから常時流れているが水量はそれほど多く 


 ない。18リットル 
 のポリタンク、二つ 
 分を汲むには少々時 
 間がかかった。でも、
 まあ汲みやすい方だ。
 味は透明で少し堅い。
 水質検査証はなく、 
 誰が管理しているの 
 かも不明。自己責任 
 で飲みましょう。雪 
 霊水は緑に囲まれた、
 周りの雰囲気は最高 
 の名水だ。     



8 「風車の井戸 」   〜広島県賀茂郡河内町〜

  久しぶりに美味しい水を見つ
  けた!大きな風車が売りの加
  茂郡河内町の、その名も「加
  茂の里」。奥さんと二人でド
  ライブしている最中に、聞か
  なくても良いのに、例によっ
  て ”この辺に美味しい水が
  汲める所はないですか?”と
  聞くと、”ここの水が美味し
  いよ。汲みに来る人もいるし、
  検査もしてるんよ。この温泉
  で使う水は全部ここの地下水
  じゃけえ。”と、賀茂の里の
  フロントのおばさんの話。 

↑ 西日本で二番めの大きさ ↑ ポンプ小屋

  「風車の下にポンプ小屋があるから、その前のカラン
  で汲んで帰りんさい。」と教えられて、ポンプ小屋ま
  で少し迷って到着。早速飲んでみると、柔らかく、 
  とびきり甘い!美味しい水です。この場所は田んぼの
  中にいかにも神社の社叢です!という感じで、こんも
  りと土地と緑が盛り上がって見える。思った通り神社
  が温泉の裏にありました。やはり美味しい水が前から
  出ていたのかもしれません。まだ噂にもなっていない
  ようですがその意味では穴場ですよ。       

↑ かなり派手な入り口


7 「本宮の泉 」   〜鳥取県西伯郡淀江町〜

   大山に行った帰り道、 
  水を汲んだ。ホテルのフ 
  ロントに「水物語」とい 
  うパンフレットがあり、
  ”名水の郷・よどえ”と 
  あった。これによると、 
  淀江町にはたくさん湧水 
  があり、水道はこの水で 
  まかなっているそうだ。 

↑ 池が出来ている      ↑ 水汲み場

  場所は分かりやすかった。大山観光道路を米子方面に行 
 くと淀江どんぐり村がある。そこを案内にそって右折し、 
 少し行くと駐車場につく。ここで必ず車を置く事。地元の 
 人が迷惑されている様子だ。駐車場から約150mで水汲 
 み場に到着する。大きな池がありニジマスを養殖している 
 とのこと。水源は池の奥、日量3万トンの水が湧き出して 
 いる。味は本当に無味無臭で柔らかい。美味しい水だ。  
  手軽に水を汲むにはドングリ村の前に行けば、同じ水を 
 汲み上げているそうだ。立派な山の麓には必ず名水有り! 

↑ 立ち入り禁止の水源


6-1 「三滝寺 本堂の名水 」   〜広島市西区三瀧山〜

 久しぶりの三滝寺は新緑で一杯。 
 お参りする人、宗箇山へ登る人、 
 水を汲む人等々でかなり賑わって 
 いました。落ち着いた、深い緑や 
 静かなたたずまい、涼しげな滝や 
 美しい本堂など、改めて三滝寺の 
 良さを実感しました。その上、美 
 味しい水が汲めるなんて最高です。
  駐車場からだらだらと石段をか 
 なり登って、途中で落ち葉を掃い 
 てらっしゃるお坊さんに挨拶をし 
 て、ようやく印象的な観音本堂が 
 見えてくる。目指す水汲み場はこ 
 の裏手だ。
←左-新緑の境内・右-梵音の滝


    そもそも三滝寺の境内には異なる三つの水流があって、 
    各々が滝となっているから三滝寺と言うそうだ。 
    観音本堂の水は一番上にある、幽明の滝からの清流だと 
    思われる。蛇口からは勢い良く水がほとばしり出ている。
    味はフルボディでやや雜味あり。毎年、八月六日の原爆 
    の日には、ここの水が献水されている。ここの難点は、 
    駐車場まで距離がある事。18Pは重すぎました。一度 
    に汲みに来るのでなく少しづつ、回数をこなす方が良かっ
    たなと反省したのです。 
    この水については広島の名水博士、佐々木広島国際学院 
    大学教授も推薦していらっしゃいます。とにかく落ち着 
    いて雰囲気が良い事この上ない名水スポットです。 

←本堂裏の水汲み場



6-2 「三滝寺 想親観音堂の名水 」   〜広島市西区三瀧山〜
 三滝寺に行かれたら、駐車場からすぐの所にある喫茶店 
 空点庵でひと休みされる事をお勧めする。店内はかなり 
 マニヤックな雰囲気だが、葛餅は本物で大きく、珈琲が 
 特に美味しい。三滝寺の水を使っていると書いてあった。
 こう書かれると聞きたくなるもので、店のおばあさんに 
 「水を汲みにきたんですがどこで汲めば・・?」「そこ 
 の橋のたもとの水をみんな汲んで帰っとるよ。本堂の水 
 より美味しいぐらいだ。」


     こう言われると飲んでみなければいけない。本堂の水汲 
     み場とは違って竹樋で柄杓。なるほどフルボディでなめ 
     らか。これは美味しい。赤縄橋のたもと想親観音堂の横 
     のせせらぎにある。どうやら駒ケ滝からの流れのようだ。
     駐車場にも近いしここの水はいけます。ただし大きなタ 
     ンクでは汲めません。シンゴパパはたまたま持っていた 
     10Pタンクで汲みながら18Pに移し替えました。  
     さて気になるのは空点庵がどこの水を使っているのか? 
     ということ。確か水を引いていると話していた。唯一、 
     入れない梵音の滝とその下にある茶堂、さらに空点庵と 
     の位置関係が気になる。もしかしたら最高に美味しいの 
     は梵音の滝ではないか?・・・・・・          
     いつかこの謎を解いてやるぞ!            
     ※三滝寺の水はどちらも水質分析表は提示してありませ 
      ん。飲まれる方は自己責任で飲んでください。    



5 「小瀬川温泉 龍井(りゅうせい)」〜広島県佐伯郡佐伯町栗栖北山〜

 広島県と山口 
 県の境になる 
 小瀬川沿いを 
 ドライブし、 
 トンネルを過 
 ぎると写真の 
 様な建物が見 
 えてくる。  


 小瀬川温泉はラドン含有量161マッへを誇る本格的な温泉だ。その上、 
 美味しい水も豊富で誰でも汲んで帰れるのは嬉しい。名付けて「小瀬川 
 温泉 龍井(りゅうせい)」〜深い森に包まれた山裾の水源からの清冽 
 な天然水 と解説してある。上の写真、左のカランが龍井の水で右側は 
 温泉水(これも汲んで帰れる)。この日もペットボトル50個近くを持 
 ち寄って汲みに来ているご近所同士の一団があった。定期的に汲みに来 
 ているという。味は柔らかいが腰があるというところ。ゆっくりと温泉 
 に入り、湯上がりに濃い緑の山と小瀬川を眺めながらのんびりして、水 
 を汲んで帰る。かなりのリゾート&リラクゼーションではないですか。 


 
4 「八王子よみがえりの水」〜広島県山県郡千代田町本地〜

 八王子神社の
 鳥居の横を少
 し歩くと、水
 汲み場に出る

 山の麓に神社
 の社叢があり
 水はその脇か
 ら湧いている


 広島の北の玄関、可部の町から30分。261号線
 に大きな案内看板があり迷う事はない。16世紀の
 はじめに刀鍛冶が神社を勧請したところ泉が湧いた
 と言う。一時水が出なくなったが18世紀末、突如
 お告げがあり百の清泉が湧き、病が治ると言う評判
 で参詣者が絶えなかったとか。今でも水風呂がある。
 その水は少しだけ硬めの無味無臭、甘くて美味しい!


 味もいいが広島の近辺では一番整備されている名水
 場所だと思う。清潔で汲みやすく、容器を洗う場所
 があり、説明書きもていねいです。関係者の努力が
 伝わります。無人市や食堂、雑貨店もできています。




3 「岩船の水」〜広島県佐伯郡佐伯町浅原〜

 広島の茶道・上田宗箇流の祖、上田宗箇ゆかりの名水。
 浅原は広島浅野藩の家老であった宗箇の領地でした。
 広島から車で約一時間。佐伯町から小瀬川沿いの大竹
 におりる道に出て左に曲がるとすぐに案内板がありま
 す。この日は雪がちらついて、普通タイヤではヤバい
 かなと心配しはじめた頃ようやく到着。


 苔の生えた岩から雫
 が垂れていて、竹樋
 でそれを受けるとい
 う風情。飲んでみて
 感激するぐらい美味
 しい水でした。やわ
 やわと本当に柔らか
 く甘い!当分の間、
 この水を飲み続けよ
 うと思います。 




2 「茶臼山の水」〜広島市佐伯区城山 カープの丘〜

 広島市の植物公園に行く道の手前を城山中学校に
 向かって上り、中学校の正門を過ぎて左、右と曲
 がった突き当たりにカープの丘があります。地元
 の、篤志家が色々な方の石碑を集めて茶臼山碑林
 を作られており、併せて地下水を汲み上げてふる
 まっておられます。誰でも幾らでも汲んで帰って
 いいそうです。寄付は自由。シンゴパパはいつも
 少し置いて帰ります。五日市のイベントで珈琲を
 たてる時はここの水を使います。


 この水は地下35mから汲み上げた地下水で、味
 は少し硬い気がしますが美味。背後の山は茶臼山
 城の跡だそうで「城山」の地名もここから取られ
 たそうです。 



1 「比治山の醴水(れいすい)」〜広島市南区段原 菓道館扇屋 〜

 生まれ変わった町、段原のお菓子屋「扇屋」さんの
 その名も「比治山の醴水(れいすい)」。これは地
 下水ですがラドン含有量が豊富な冷鉱泉です。深夜
 0時から午前11時までは店の外の蛇口で自由に汲
 めます。いつも多くの人が汲んでいらっしゃいます。
 それ以外の時間はお店が開いている時は店の中で汲
 ませてもらいます。ポリ容器も売っていただけます。
 味は特徴がないのが特徴といえるくらい無味無臭。
 何回かコーヒーを入れると白い結晶が溜まるのは、
 カルシューム含有量が多いということでしょうか?
 それが少し気にかかります。          






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