風の町 八尾町・富山市
2004.9.2-3.


 風の盆に行き、おわらを踊ることが念願でした。ほとんど無理矢理と言う形で同行者二名を誘い 
 北陸路へ。富山に宿を取って八尾に向かいました。普通は夕方に八尾にくり出すのですが、踊り 
 方教室が2時からあるという情報があり、間に合うように出かけました。JR高山本線越中八尾 
 駅から八尾の町までかなり歩くことになります。歩きながら、町の中心が近づくにつれて町の形 
 が解ってきました。八尾はその名の通り尾根の町でした。飛騨の山から富山に向けた山並の最後 
 の尾根の上に町があります。山から風が吹き下ろします。この風は富山まで吹き抜けて日本海に 
 達っします。胡弓の調べと灯籠の灯りと切ない静かな踊りで時間が過ぎていき、夜10時からの 
 和踊りに加えてもらいました。駅までの長い道を余韻に浸りながら歩きました。翌日は6時起床。
 富山のお城周辺を歩きました。印象は?北陸の人は粘り強いというか「これでもかっ!」という 
 ふうで、なんでも徹底してるな、と感じました。それでは、風の町八尾・富山の町歩き報告です。

 1 八尾町   ○風の盆     


尾根筋に沿って3本程度の道があり、10前後の地区に分かれていて各々が通りを練り歩きます。
踊りは大きく3種類に分かれます。豊年踊りに男踊り、女踊り。初心者は豊年踊りからです。女衆
は桃色の絞りに黒帯、菅笠。蛍狩りをテーマにした踊りは妖艶です。男衆は黒の法被に菅笠。踊り
は直線的で生活に根ざした所作が決まります。囃子、唄は地方衆といい、囃子一人に唄2〜3人、
胡弓一人に三味線が二人で太鼓が一人というのが最小単位のようです。地方衆も粋ですが、歩き方
はみごとに「ナンバ歩き」でした。そういえば踊りの足運びも右手で種を蒔く時は右足、左の時は
左足が出ます。これもナンバかもしれません。昔の歩き方がこんなところに残っているようです。
食べ物は甘酒が絶品。酵母からそのまま作るようで本当に美味しかったです。お土産は「玉天」 
卵の白身のメレンゲを黄身で包むというもの。たくさんのメーカーがあり、食べ比べできますよ。


尾根の町は通りの反対側から   日本全国に黄色い足形の止まれ
見るとこんな感じの斜面建築   表示はありますがこれは特大!
 

 ○ご当地店


 日本の道百選にも選ばれた      八尾駅近くの八尾美容院     八尾美容院は昔は  
八尾諏訪町筋の「すわ美容室」     「室」と「院」では何が     「美顔室」だった  
                   違うのでしょうか?       顔だけじゃなく、  
                                   容姿全体を美しく  

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