妖し・懐かし・元気の町 尾道その(1)
2004.12.25.


 クリスマス、2004年最後の路上観察は、広島県の東部、歴史と情緒溢れる 
 町、尾道です。広島から約1時間半。10時過ぎに着きました。尾道は港町、 
 古くから瀬戸内航路をはじめ、銀の積み出しなどで賑わい、志賀直哉、林芙美 
 子ゆかりの町です。さらに大林宣彦の尾道三部作の映画でもお馴染みで、最近 
 では尾道ラーメンがブーム。向島との間、尾道水道の渡船は映画でも有名です。
 今は尾道ー今治ルートで四国とも橋で結ばれました。さて結局4時くらいまで 
 うろついて、たっぷり味わいました!この町は何だか妖しく、懐かしく、とっ 
 ても元気な町でした。もちろんラーメンはじめ、一通りグルメも楽しみました。
 みなさんもご一緒に尾道を味わって下さい。                
 志賀直哉旧居から向島を見る 

 050111 訂正  「いっとく」の2階のこと               
 早速ですが訂正です。でも嬉しい訂正でして、実は「れいこう堂」の看板を書 
 いた女性と話をしました。以前から顔見知りではあったんですが、尾道の話を 
 すると彼女の方が断然詳しくて、尾道に嵌まっている様子です。彼女によると 
 下の「いっとく」の2階は古着屋じゃなくて飲む所だそうです。訂正します。 
 その他いろいろ情報を仕入れました。聞けば聞くほど尾道は妖しく・元気な町 
 です。私もまた行きますが、皆さんも歩いてみてはいかが。         
 050522 追加  「鯨羊羹」のこと                   
 今度は追加です。気になるお店で紹介した「鯨羊羹」、見ました、食べました。
 見て納得。昔ありましたよね、呉の町では「おばいけ」と呼んでいました。鯨 
 のあぶら身をさらして、油っこさを抜いた食べ物が。薄く切って酢みそで食べ 
 るか、あまり脱色してないものはそのまま食べても美味しくて、噛めば噛むほ 
 ど味が出てきたような気がします。色は黒い皮に身は白。写真にある鯨羊羹と 
 そっくりでした。                            
 羊羹とは言いながら、印象と味はかなり違っていました。白い部分は道明寺粉 
 を使ってあり、和菓子のような感じです。甘さも控えめ。茶菓子として出てき 
 たので聞いてみると、今日、尾道で買ってきたとのこと。念願の鯨羊羹に会え 
 て、満足でした。今度は買って帰ろうと思います。皆さんもどうぞ。     
  
 箱も黒と白のデザイン    鯨羊羹は茶菓子でもいけます 

 駅裏は何だか妖しい 

 そもそも、ホームから  雰囲気で既に妖しいのに   全身真っ黒のこのビルも  
 この店が見えたので、  1階が居酒屋で2階が古   目立ちました。そのうち  
 こりゃー妖しげだ、と  着屋。2階は店の中から   1階の左側でおじさんが  
 期待して、駅裏から歩  上がります。出来れば、   店開き。ここも着るもの  
 こうと決めたのです   飲んで帰りたかった     を売ってました      
 

  黒いビルの右隣のビル  その門は、耳鼻咽喉科 その右隣がこれ!「れい でも、少なくとも 
  立派な、目立つ建物で  専門の「門」でした  こう堂」です。普通の家 1か月千円で畳、 
  入り口の門も立派!              かな、とも思いましたが 1畳をレンタルし 
                         違う。何をするのか全く ているのは確かだ 
                         の謎です                 
   

  何といっても妖しかったのは   例によって一部は洋風。  ガウディっぽかったのは 
  この家。下の通りからもよく   この道の高さは2階部分  跳ね出し部分の受けとか 
  目立つ、黒っぽい下見板張り、  らしく、洋風部分の1階  この下地窓に鉄が使われ 
  擁壁ぎりぎり一杯に建ってて   は、どうやらお寺の倉の  ていることでしょうか。 
  迫力満点。思わず登って行き   ようでした。二階にも入  上の部分は一見、下地の 
  ました。あとで地元のパンフ   り口有り。開けると通行  ようですが鉄筋で編んで 
  で和製ガウディと呼ばれてい   に支障有り        あります。今では逆に下 
  るのを発見。今ではハウルの                壁部分が朽ちて、壁の本 
  動く城の方が良いかも・・・                当の下地が見えています 

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