善徳寺幼稚園とは

ごあいさつ

園長 山村圭司(平成29年4月就任)

 善徳寺幼稚園は、昭和52年4月に浄土真宗本願寺派善徳寺の付属の幼稚園として「やさしい仏の子を育てる」という目標をもって開園し、昭和56年4月に時代の要請に応じて広島県より学校法人の認可を受けました。そして、令和2年度より「子ども子育て新制度」を基にした「施設型給付」の幼稚園となりました。

 また平成27年4月には新園舎が完成し、子どもたちがさらに安全で気持ち良く過ごすことが出来る落ち着いた雰囲気の幼稚園となりました。本園は次々と都市化が進む中にあって、400年前に建立された美しい本堂や広島市の重要文化財である梵鐘、また広島市の保存樹であるイヌマキ、いちょうの大木がそびえる境内地にあります。さらに眼前には三篠川がゆるやかに流れ、裏山には季節ごとに植物がのびやかに育ちます。このように自然や歴史に恵まれた環境での園生活や遊び、経験を通じて、「人と人のふれあい」の中から合掌(おかげさま)、感謝(ありがとう)、和合(なかよく)の心をはぐくみ、保護者の皆様とともに育ちあい、未来を担う子どもたちの教育に努力精進していきたいと考えています。

 どうぞよろしくお願い申しあげます。

合掌

 

 当園は、広島市私立幼稚園協会、広島県私立幼稚園連盟に加盟し、 思いを共有した他園と連携を取り、園児のためになるよう 力をあわせ様々な活動をしています。園長は、広島市私立幼稚園協会理事及び教育研究委員、広島県私立幼稚園連盟評議員をしています。



 

幼稚園のおもい

 幼児期はいうまでもなく、人間形成においてとても大事な時期です。この時期の関わりが子どもの将来に大いに影響します。だからこそ善徳寺幼稚園では「保護者にも、親として充分に子どもと関わって欲しい」との思いで、3歳から6歳の子どもが通う幼稚園の形にこだわっています。子どもにとって、安心できる親の存在は何よりも大切です。

 また当園は、園舎や園庭の広さなど「子どもの育ちにとって適切な設置基準」をクリアして、学校法人の認可を受けています。また、施設、環境だけでなく、子どもとの関わりにおいて「楽しい」だけでなく教育配慮があるのが、幼稚園だと思います。

 具体的に、当園は、「ありがとう」、「おかげさま」、「なかよく」の仏教精神を軸に幼児教育に取り組んでいます。あいさつ、ルール、善悪の判断などの基本的生活習慣を徹底し、自主性を養いながら、また、「遊び」を中心とした主体性を育む取り組みをしています。

 適切な環境で、よき人と出会い、遊びに没頭し、学び、子どもたちは日々成長していきます。

 さて、近年は仕事を持つお母さんが増えています。それでも当園では、(仕事をされていても、されてなくても)「この大切な時期は、子どもとゆっくりすごそう」と考えておられる保護者さんが多いです。それ故か、落ち着いているお子さんが多いように思います。子育ては、大変に手のかかることですが、「一人の人間を育てる」のは、一番の社会貢献だと考えます。

 このかけがえのない時期を善徳寺幼稚園では、保護者のみなさんと一緒に、大事にしていきたいです。

 

大切にしていること

仏の子どもを育てます

 合掌(おかげさま)・感謝(ありがとう)・和合(なかよく)の情緒を育みます。仏さまに手を合わせ、仏さまのお話を聴きます。

 仏教にふれることにより、自分を律することが身に付きます。自分を省みて、人に優しく接することができるようになります。

◇自主性を重んじ 行動、活動できるよう

 あいさつ、返事、片づけなど基本生活習慣を繰り返し徹底し、さらに自ら考え、物事の善悪を判断し、行動できるように育みます。

 社会に出るにあたり、社会ルール、マナーを身につけることにより、円滑な社会生活が送れるようになります。
  
◇情緒豊かに からだいっぱいの表現力を身につけます

 思いきり遊びます!読んで聴いて歌って、自然を感じて、様々な経験を通じて、主体性を持ち自分を表現できるように、これまで培った本園独自のカリュキュラムで育みます。

 自分を大切にし、自分らしさを表現します。自分を大切にできる人は、他人を大切にできます。