かれらは、それぞれの道を歩きはじめる
▽1998年3月14日撮影
こうしてわらわらと手に寄ってくる様を見ると
一頭も手放したくない衝動に駆られる
子ハムたちは全員無事に育ち、それぞれの里親に貰われていくことになる
別れがたい気持ちもあったが、当時のわたしには7頭全員を快適に飼育する自信がなかった。
元気な子は里子にだして、それぞれに可愛がってもらって、
機会があればそこで新たないのちをはぐぐむ、それが最良の選択だと思った。
▽1998年3月19日撮影
トイレにぎっちり詰まっている状態
そろそろ巣分けが必要
小屋の屋根に登る子ハムたち
3月20日
里親配布用パンフレット「ハムスターの育て方」を作成。
3月22日
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最初の里親が来る。 33gの♂(いちばん大きい、おっとりした子)を 連れて帰った。 名前は「ハム太」に決定。 里親ははじめて飼ったハムスター 「ハム太」にちなんで ハンドルネーム「ハム太」で たまに「はむぅの館」にも遊びに来る |
その日の午後、2人めの里親も来た。 |
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3月23日
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会社で里親2名に渡す
どちらも♀ それぞれ |
▽1998年3月22日撮影 うちに残った3頭
左:飛平♂ 上:チョコネ♀ 右:ココネ♀
・飛平は小屋の屋根からよく飛んでいた。おとうさんの「ハム平」から一字貰った。
・チョコネはいちばん小さかったハムスターだ。
ハム吉が亡くなったとき遺体をみたら、子ハムが7頭いたのに乳首は6つしかなかった。
いちばん弱々しかったチョコネは、人工保育でなければ育たなかったかもしれない。
ハム吉が命と引き替えに残していった子だったのだと信じている。
・ココネは、ちいさなころから腹を出してねていた。
大人になっても暑いとこういう格好をして寝ている。
ほんの赤ちゃんのころから、ハムスターでも個性ってあるんだなあと感心している。
(おわり)
00/01/10